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 『フィッシング・エコ・リーダー』による体験学習を、高校の単位取得として認定 

政府の構造改革の1つとして地域を限定し、規制緩和する構造改革特区の中で、この度山梨県が国へ申請していた『学校外学修 体験活動教育特区』が認定されました。
『学校外学修 体験活動教育特区』は、特区構想を県に提案した駿台甲府高等学校通信教育部による実施で、NPO法人日本釣り環境保全連盟では『フィッシング・エコ・リーダー』の派遣を軸に、『環境ボランティア体験学習』として全面的に生徒を受け入れ協力しております。

高校の通信制課程で、学校外での体験活動を単位として幅広く認めようとする計画で、学校教育法施行規則では、学校外での体験学習などによる単位認定を「20単位を超えないものとする」としているが、この特区構想により30単位まで取得可能になります。

不登校や引きこもりの生徒が、団体活動を通して社会とのつながりを持たせる事も視野に入れ、幅広い教育の機会を提供できればと思います。


 実 施 駿台甲府高等学校通信教育部
 協 力 NPO法人 日本釣り環境保全連盟
 特 色 構造改革特別区域計画に基づく内閣府認可による全国初の事業です。野外体験学習を通して学習意欲を高め社会性・自立性の育成を目指します。
体験学習分野 『環境ボランティア体験学習』河口湖での釣り体験と自然環境ボランティア。
 体験場所 山梨県河口湖
 実施日 平成15年11月20日(木)〜21日(金)
平成15年12月16日(火)〜19日(金)
 体験内容 河口湖でのバスフィッシングを通して、自然環境、生態系、マナー、モラル等を学習する。また、実際にルアーを製作し、それを使って釣りを行う。
 指導者 講師(フィッシング・エコ・リーダー) 関 千俊
講師(フィッシング・エコ・リーダー) 深沢敏春
教諭(駿台甲府高等学校) 櫻井 集

第1ブロック<11月20・21日>体験学習
★11月20日(木)講座 講師(フィッシング・エコ・リーダー) 深沢敏春
参加者全員による自己紹介の後、河口湖についての学習です。
「河口湖は、標高830mにあり、面積は7平方km、周囲20kmの湖で水深は、10〜13m位です。湖底からの湧水は、30箇所くらいあり、夏冬あまり水温は変わりません。河口湖には、コイ・フナ・オイカワ・ウナギ・ワカサギ・大クチバス・ニジマス・モロコなどが棲息しています。」(学習内容の一部より)

午後からは、あいにくの雨でしたが受講生の希望により、魚釣りをすることになりました。釣りをするのは始めての方ばかりでしたので、きょうは初心者でもできるブルーギル釣りです。最初はエサも付けれない状態でしたが、次々に釣れるブルーギルに桟橋の上は大騒ぎです。いつしか雨も上がり、釣りの時間が終了する頃には、すでに10匹以上釣った生徒もいました。
釣り終了後は、釣り場付近のゴミ拾いをしました。狭い範囲でしたが、かなり沢山のゴミの量に参加者全員驚いていました。
★11月21日(金)講座 講師(フィッシング・エコ・リーダー) 関 千俊
釣りと環境保全について学習しました。
「釣りをする場合、身を守るために気をつけなくてはいけない服装について。釣り場での安全面で一番多いトラブルは、『釣られてしまうこと』かもしれません。狭い釣り場に多くの釣り人が並ぶと、針で人を引っ掛けてしまう事故が起きる可能性が高くなります。事故防止、特に頭部へのダメージを避けるために必ず帽子とグラスを着用しましょう。」(学習内容の一部より)
次に、環境保全の実習として、河口湖畔の地域を限定してゴミ拾いを実施。回収したゴミを分別して種類を調べた結果、釣り具特にワーム(疑似餌)と釣り糸が多かった。これは、この地域が他に比べ釣り客が多いためと思われます。

午後からは、午前中に清掃した所でブラックバス釣りです。
全員がブラックバス釣りの初心者のため、まずタックル(釣り具)の説明をしてから、キャスティング(釣りの仕掛をポイントまで飛ばす事。)の練習です。リールをうまく使って飛ばすのですが、手前に落としたり、上に飛ばしたり、なかなかうまくいきません。
少しキャスティングが出来るようになると、今度はブラックバスを釣りたいのですが、釣れません。講師の先生がブラックバスを釣り上げて見本を見せてくれたのですが、生徒は誰一人一匹も釣り上げることができませんでした。みなさん、かなり悔しがっていました。
ブラックバスを釣り上げるのは、次回の楽しみですね!!

 ※ 第2ブロック<12月16〜19日>体験学習の様子はこちら

  

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