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 『フィッシング・エコ・リーダー』による体験学習を、高校の単位取得として認定  
 
政府の構造改革の1つとして地域を限定し、規制緩和する構造改革特区の中で、『学校外学修 体験活動教育特区』は、特区構想を県に提案した駿台甲府高等学校通信教育部による実施で、NPO法人日本釣り環境保全連盟では『フィッシング・エコ・リーダー』の派遣を軸に、『環境ボランティア体験学習』として全面的に生徒を受け入れ協力しております。 
 
高校の通信制課程で、学校外での体験活動を単位として幅広く認めようとする計画で、学校教育法施行規則では、学校外での体験学習などによる単位認定を「20単位を超えないものとする」としているが、この特区構想により30単位まで取得可能になります。 
 
不登校や引きこもりの生徒が、団体活動を通して社会とのつながりを持たせる事も視野に入れ、幅広い教育の機会を提供できればと思います。 
 
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|  実 施 | 
駿台甲府高等学校通信教育部 | 
   
  
|  受入団体 | 
NPO法人 日本釣り環境保全連盟 | 
   
|  協 力 | 
ヒューマンアカデミー・フィッシングカレッジ 
            河口湖漁業協同組合 
            富士河口湖町 | 
 
|  特 色 | 
構造改革特別区域計画に基づく内閣府認可による全国初の事業です。野外体験学習を通して学習意欲を高め社会性・自立性の育成を目指します。3年間で最大30単位取得可能です。 | 
   
|  目 的 | 
勤労の尊さや創造することの喜びを体得する。 
            一貫した活動を通して達成感を体得し、工夫・創造する力を育成する。 
            職業生活に必要な知識や技術を習得する。 
            他人への思いやりや社会的役割分担について考える。 
            不登校生、引きこもりの生徒に学習の機会と、卒業資格の機会を広げる。 
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| 体験学習分野 | 
『環境ボランティア体験学習』 | 
   
|  学習内容 | 
河口湖での釣り実習体験を通して、魚類の生態や自然環境ボランティア体験。 | 
 
|  体験場所 | 
山梨県河口湖 | 
   
  
|  実施日 | 
第1ブロック 平成16年5月24日(月)〜26日(水) 
            第2ブロック 平成16年6月 2日(水)〜 4日(金) 
            第3ブロック 平成16年7月21日(水)〜22日(木) 
            第4ブロック 平成16年9月 8日(水)〜 9日(木) | 
   
|  指導者 | 
講師(フィッシング・エコ・リーダー) 関 千俊 
            講師(フィッシング・エコ・リーダー) 加藤俊介 
            講師(フィッシング・エコ・リーダー) 深沢敏春 | 
   
 
       
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| 第1ブロック<5月24・25・26日>体験学習 | 
      
            
| ★5月24日(月)講座 講師(フィッシング・エコ・リーダー) 加藤俊介 | 
 
AM ・オリエンテーション・釣り具ついての学習 
                  今まで釣りの経験が無い生徒たちですので、オリエンテーションで自己紹介の後は、釣りに関わるさまざまなことの紹介をしました。 
                  生徒のみなさんはすぐにでも釣りがしたいようなので、お昼休みもせずに釣り具の説明です。ロッド・リール・フック・ラインの結び方・ワームの付け方など。 
                   
                  PM ・バスフィッシング | 
 
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| ★5月25日(火)講座 講師(フィッシング・エコ・リーダー) 加藤俊介 | 
 
AM ・湖畔清掃・環境保全についての学習 
                  今日は、河口湖湖畔のゴミ拾いから始まりました。 
                  数メートルも歩かない内から、次々とゴミが出てきます。 
                  余りのゴミの多さに生徒たちは、ビックリです。 
                  河口湖では普段から地元の方々が清掃活動をしているのですが、ゴミを捨てる人が多いのか、訪れる人が多いのか、いつもゴミで一杯です。 
                  1時間程してかなりゴミが集まったので、ゴミの仕分けをしてみました。 
                  水際のゴミを集めたせいもありますが、一番多かったのはワーム(疑似餌)でした。 
                   
                  PM ・バスフィッシング | 
 
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| ★5月26日(水)講座 講師(フィッシング・エコ・リーダー) 関 千俊 | 
 
AM ・バスフィッシング 
                  もっとバスが釣れるように、すこし上級な釣り方の勉強です。 
                  今日は、おもり(シンカー)を付けないノーシンカーリグです。ワームの重さだけでキャスティングします。水中でのワームの沈む速度を覚え、ラインの引き方も考えます。 
                  昨日までバスが釣れずに、『釣りなんか嫌いだ ! 』と言っていた生徒も、バスが何匹もしかも大きいのが釣れると、目の輝きが違ってきました。 
                   
                  PM ・ワーム製作用のデザイン画を描く 
                  午後は、自分で作るワームのデザインを考えます。 
                  生徒のみなさんは、これまでの釣り体験を通して自分なりに、釣れるワームというもののイメージがあるようです。色々な形のワームをデザインしました。 | 
 
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第2ブロック<6月2・3・4日>体験学習 | 
      
                  | ★6月2日(水)講座 講師(フィッシング・エコ・リーダー) 深沢 敏春 | 
                 
                  AM ・ワームの型の作製 
                  バルサ材を削ってワームの木型を作り、容器に木型を固定する。 
                  (この時しっかり固定しないと、後で木型が浮いてしまう。) 
                  木型を固定した容器に、硬化剤を入れたシリコンを流し込む。 
                  シリコンが硬化するのには約1日かかりますので、午後は湖畔でバスフィッシング。 
                   
                  PM ・バスフィッシング | 
                 
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| ★6月3日(木)講座 講師(フィッシング・エコ・リーダー) 深沢 敏春 | 
 
AM ・『環境にやさしいエコワーム』の作製 
                  硬化したシリコンから木型を外すと、ワームの型のできあがりです。 
                  早速、電子レンジで適度に溶かした環境にやさしいマテリアルを、シリコン型に流し込みました。数分すると硬化し『環境にやさしいエコワーム』の出来上がりです。 
                  いろいろな色のマテリアルで、たくさんのワームを作りました。釣れそうなワームもあり、釣れなそうなワームもあります。 
                  午後は完成したエコワームで実釣です。 
                   
                  PM ・バスフィッシング | 
 
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| ★6月4日(金)講座 講師(フィッシング・エコ・リーダー) 関 千俊 | 
 
AM ・講師によるワールドプロの体験談 ・バスフィッシング 
                  関千俊講師のワールドプロの体験談を交えながらの講義には、生徒のみなさんはたいへん興味があるようで、じっと耳を傾けていました。 
                   
                  PM ・湖畔の清掃 
                  午後は、環境ボランティアとして、河口湖大池公園から八木崎公園まで間の湖畔のゴミ拾いをしました。 
                  前回の清掃箇所の大池公園周辺にはゴミが非常に多かったのですが、八木崎公園周辺はほとんどゴミもなくきれいでした。これは、訪れる人の多さによると思われます。 | 
 
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