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『エコ・フィッシング・タックル普及協議会(仮称)』第1回ミーティングが、琵琶湖で開催された。
25社、36名が参加

JB日本バスプロ協会・NBC日本バスクラブは『エコ・フィッシング・タックル普及協議会(仮称)』第1回ミーティングを9月1日(日)、琵琶湖プラザ(滋賀県守山市)において開催した。

今回出席したのは、釣り具メーカーを中心に、釣り関連メディアおよび小売・サービス業を含めた25社、36名。ミーティングは朝10時から2時間、環境対応型のエコタックルについてさまざまな意見交換がなされ、その後の昼食の席においても今後の展開について話し合われた。


ミーティングはまず主催者を代表してJB・NBC山下 茂会長の挨拶から始まった。

1.
『エコ・フィッシング・タックル普及協議会』の活動目的および環境対応への必要性。
2.

JB・NBCの新たなカテゴリーとなるエコタックルトーナメントへの取り組み。エコタックルをテーマにしたTV番組による啓蒙活動。
3.

世界大会開催へ向けての準備、中国やタイなどアジア諸国でのバスフィッシング振興計画。
など、環境を配慮したスポーツフィッシングの普及とバスフィッシングの国際交流を目指すべく、JB・NBCの今後の活動計画などが発表された。


続いてメーカーサイドから生分解性ラインやルアーの開発・販売の状況、ボート関連の業者から2サイクルエンジン対策など、エコタックルを普及させるうえでの数々の問題点などが発表された。

このミーティングに出席した全メーカーが環境にやさしい製品開発の必要性を感じ、すでに環境対応型釣り具の開発に取り組んではいるが、性能面で既存のタックルにまだ追い付いていないのが現状。

先行発売しているメーカーにおいても毎年改良を加えている段階で、需要に大きな伸びはないという。各社ともに開発状況に差はあるが、急激なエコタックルへの移行は、現段階ではかなり無理があるというのが大半の意見だった。

ただ、釣り具業界にとってエコタックル化は今後避けては通れない大きな課題であるという認識で一致。業界が足並みを揃えてどのようにエコタックル化を進めていくべきかを話し合う場が必要であり、このようなミーティングを今後も希望する意見が多かった。


また、メディア各社からはエコタックルを紹介するコーナーを作ったり、それに関連するトーナメントやイベントなどを積極的に取り上げ、業界をバックアップしていくという方向で意見がまとまった。

JB・NBCは既存のバストーナメントをこれまで通りに開催していくが、啓蒙活動としてエコタックルに関するTV番組を釣りビジョンの協力を得て今秋から放映し、民放でも新番組を企画している他、「エコタックルトーナメント」を来シーズンからスタートさせる。
今後バストーナメントを通して鉛を使用したルアーやシンカー、有害物質を含んでいるルアーの使用規制を段階的に強化していく一方、生分解性タックルについては各社の開発状況に合わせて進めていきたいと、最後に山下会長から基本的な考えが示された。



出席者(25社・36名)

<メーカー>
(有)岩本製作所
ヴァガボンド
ヴァンフック(株)
O.S.P
(株)カツイチ
(株)ケイテック
(株)ゲインコーポレーション
(株)サンライン
(株)ティムコ
(株)デュエル
東レ・フィッシング(株)
ピュア・フィッシング・ジャパン
マーキュリーマリンジャパン
マルキュー(株)
メガバス(株)
(株)ラッキークラフト

<メディア関係>
(株)エイ出版社
(株)つり人社
(株)釣りビジョン
(株)内外出版社

<小売り・サービス業>
(株)ウィード
ヴァイタルスピリット
(有)ウォーターハウス
(有)ダイナミックス
釣り具藤岡



<次回ミーティングに参加を希望される方へ>

さまざまな立場の方から意見をお伺いしたく、メーカーだけではなく、メディアおよび小売り・サービス業などからの参加者も募集しています。

今回のミーティングに参加を申し込みながら、同時開催された『釣り感謝祭 in 琵琶湖』の運営等で欠席されたメーカーの方で、次回ミーティングに出席を希望される場合は再度お申し込みください。

なお、第2回ミーティングは、9月20日(金)・午後1〜4時、東京で開催予定(会場は後日連絡)。第3回は大阪で開催予定。

※ 申し込み先:JB日本バスプロ協会(FAXにてお申し込みください/FAX 0555-72-2229)

  

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