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平成23年度西湖湖底清掃報告(2011年11月3日)

70年ぶりに富士五湖の一つ「西湖」でクニマスが確認されたことを受けて、平成23年11月3日(木)にダイバーによる西湖湖底清掃活動を実施しました。
今回は西湖西側水域(西湖レストハウス前)の湖底の清掃、及び水際の清掃をしました。


西湖をきれいにしよう〜!

夏の台風の影響で、西湖の水位が上昇していたこともあり、潜水での清掃地域を特定するのが困難でしたが、水質がとても良く当日は湖面水温も15℃程度と高く、潜水及び陸上作業には、気持ちの良い水陸環境でした。
潜水を開始して15m前後までは、なだらかな傾斜なのですが、そこから急激に落ち込む様な湖底(溶岩地形)になっていて、15mを超える水深以下では、水温は9℃を切る状況でした。水質と透明度は抜群で、沈んでいるゴミ類等も見つけ易く、問題なく清掃作業をすることが出来ました。

ゴミの種類に関しても、空き缶・空きビン・釣り具類と雑多なのですが、近年、多くの人たちに「環境保全」「ゴミの持ち帰り」等が浸透している為か、空き缶・空きビン・釣り具類等のゴミ類は、数年前に放置された様な「古いモノ」が多く見られました。

潜水作業中も「魚類」が多く見られ、警戒心が無いのか「作業中のダイバー」に近づいてくる「魚」も多く見受けられました。西湖の水中の透明度は良く、また湖底に「ヘドロ」はほとんどなく、素晴らしい水質・湖底状況でした。

今回は釣り専門学校の学生が、ボランティアでお手伝いをしてくれました。彼らは、ウエーダー(胴付長靴)を履いて、水際の清掃をしてくれました。良く目を凝らしゴミを見つけてトング(火ばさみ)を使い水中のゴミを回収しました。

水際・湖底清掃作業中、多くの地元の方々にご協力を頂きました。
これからも皆さんと協力して、湖岸・湖底・水中の環境を良くして行きたいと思っております。よろしくお願いいたします。

今日は、56kg ものゴミを回収することができました。

   

潜水準備

釣り場の環境を守ろう

清掃作業中のダイバー

水際班も清掃開始

ウエーダーを履いているので快適

目を凝らせてゴミを捜します

河口付近も清掃

ダイバーは深い所を

 作業実施日  平成23年11月3日(木曜日)
 当日の天候  曇り 気温 早朝21℃(11時22℃)
 水 温  水面:15℃ 〜 水深16m:9℃
 作業箇所  西湖西側水域 (西湖レストハウス前溶岩帯)
 作業開始時間  午前  9:15
 作業終了時間  午後 13:30
 潜水作業時間  125分 (45分+40分+40分)
 作業内容  湖底に放置されたゴミの回収作業

 作業スタッフ
 潜水作業班 3名(潜水士有資格者2名)
 陸上作業班 9名(水際作業7名)

 ゴミ回収量
 ビン類 5,450g  
 缶 類 15,245g  
 ワーム類 4,250g  
 ハードルアー類 655g  
 可燃物 12,410g  
 粗大ゴミ
 (釣竿・玉網・ビーチパラソル・タイヤ等)
18,030g  
 合 計 56,040g  
 協 力  総合学園ヒューマンアカデミー富士河口湖校
 助 成  公益財団法人やまなし環境財団
 取 材  山梨日日新聞社

ワーム

西湖は透明度が良い

水中のダイバー

岩陰にワーム

レジ袋

空き缶・ワーム

水中から戻ってくるダイバー

ビーチパラソルも捨ててあった

水中のゴミを引き上げる

清掃の後はゴミ仕分け作業

玉網・タイヤ

ワームが大量に!
  

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