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Ecology Fishing
Federation

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 ※ ダイバーからの報告

 平成18年10月14日(土) 1日目
 

 作業実施日  平成18年10月14日(土曜日)
 当日の天候  晴れ 気温24℃ / 水温21℃
 作業箇所  大津プリンスホテル東 由美浜
 作業開始時間  午前 9:45
 作業終了時間  午後 4:00
 作業スタッフ  9名

 ゴミ回収量
 ビン類 302g  
 缶 類 2,204g  
 ワーム類 1,220g  
 ハードルアー類 870g  
 可燃物 3,392g  
 粗大ゴミ 0g  
 合 計 7,988g  

作業箇所は、風も波も無い状態でしたが、水質(視界)が終始悪く、岸際(水深1m前後)では「80cm程度」見えるのですが、2m潜行すると「30cm程度」まで視界が低下していました。しかも時期的には、水草等が少なくなっている筈なのですが、湖底と湖面には一面に水草がありました。この水草の背丈が高い(2〜3m程度)為に、ダイバーが湖底までたどり着け無い状態でした。それでも、水草の隙間を探してゴミの回収を試みました。

この水草ですが、例年なら水温低下(11月〜)と共に切れ始め、岸壁等に打ち上げられるのですが、ここ数年は切れる気配も無いとの事です。ここにも「地球温暖化の影響」が少なからず有るのかもしれません。

湖底の状態についてですが、やはり「へドロ」が多く堆積していてダイバーがゴミを拾う度に、へドロが舞い上がり周辺は「視界0cm」の状態でした。水草にもヘドロが被っているのを多く見受けました。


 平成18年10月15日(日) 2日目
 

 作業実施日  平成18年10月15日(日曜日)
 当日の天候  晴れ 気温25℃ / 水温23℃
 作業箇所  大津プリンスホテル東 由美浜
 作業開始時間  午前 8:30
 作業終了時間  午後 3:00
 作業スタッフ  30名

 ゴミ回収量
 ビン類 3,080g  
 缶 類 3,882g  
 ワーム類 1,334g  
 ハードルアー類 1,854g  
 可燃物 20,268g  
 粗大ゴミ他 103,801g  
 合 計 134,219g  
 取 材  毎日放送・中日新聞

『2006ダイバーによる琵琶湖湖底クリーンアップ作戦!』当日は、朝から風も波も無い状態でしたが、やはり水質(視界)が終始悪い状態でした。
この日は、ダイバー16名で潜水作業を行いました。琵琶湖(淡水域)に潜る事が初めてのダイバーも参加されていましたが、皆さん淡水ダイビングに興味津々という表情を浮かべておりました。

ダイバーは、2チームに分けての潜水作業となりましたが、「水草の多さ」と「視界の悪さ」からダイバー個々の作業範囲が狭くなってしまったのが非常に残念です。それでも、皆さん一所懸命に頑張ってくれました。2回の潜水作業を行いましたが、やはり現場状況の悪さからか、あまり多くのゴミを回収することは出来ませんでした。

作業終了後、ダイバーの皆さんからは「次回(来年)も、是非、湖底清掃に参加させてください。」と言って頂けました。「水の中のゴミ」は、ダイバーしか拾う事が出来ません。今回参加されたダイバーの皆さん、スタッフの皆さんの、環境保全への意識の高さが十分にうかがえました。多くの皆様の御協力で、ダイバー及び陸上スタッフ全員が怪我も無く、無事に作業を終了することが出来ました。本当に有り難う御座いました。


 平成18年10月16日(月) 3日目
 

 作業実施日  平成18年10月16日(月曜日)
 当日の天候  晴れ 気温25℃ / 水温21℃
 作業箇所  大津プリンスホテル西 におの浜
 作業開始時間  午前 8:30
 作業終了時間  午後12:00
 作業スタッフ  10名

 ゴミ回収量
 ビン類 1,480g  
 缶 類 5,536g  
 ワーム類 738g  
 ハードルアー類 60g  
 可燃物 9,334g  
 粗大ゴミ (自転車・ゴミ箱) 34,288g  
 合 計 51,436g  

最終日は、川の流れ出し付近を重点的に潜水作業を行いました。
ここも、やはり水質(視界)が終始悪い状態でしたが、川に入り込んだ付近の湖底では「80cm程度の視界」があり、水草も比較的背丈が短いことから、ゴミも有る程度回収することが出来ました。

川の流れ出しということから、「生活ゴミ」が多く堆積している状態でしたが、大きな鯉、ブラックバス、小魚類が多く遊泳していて、とても生命感のある場所でした。湖底の状況は、やはり「ヘドロ」が多く堆積していて、一旦舞い上がると「視界0cmに加え真っ暗な状態」となり、かなり危機感も感じました。

釣り糸も、かなりの量が網目状に根掛かりしており、魚にとってもダイバーにとっても危険な状態となっておりました。この環境を元に戻すには、まず、みんなの力でこれ以上汚さない様にすることが大切だと思います。

  

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