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10/29・30・31琵琶湖湖底清掃 !!


10月29(金)30日(土)31日(日)3日間かけて『NPO法人 日本釣り環境保全連盟』主催による『琵琶湖湖底クリーンアップ作戦!』を実施しました。
    琵琶湖の湖の中をダイバーが潜水してきれいにしました。
          3日間で琵琶湖湖底から、411Kgものゴミを回収 !!

    

   『琵琶湖湖底クリーンアップ作戦!』実施要綱
 実施内容  ダイバーによる琵琶湖湖底クリーンアップ
 一般のみなさんによる、琵琶湖湖畔の陸上クリーンアップ
 日 時  平成16年10月29日(金)30日(土)31日(日)
 場 所  滋賀県大津市浜大津港南釣り桟橋周辺
     〃     大津プリンスホテル周辺
 主 催  NPO法人 日本釣り環境保全連盟
 助 成  セブン-イレブンみどりの基金
 協 力  滋賀県大津土木事務所
 大津市環境美化センター
 有限会社 ビワコマリン
 琵琶湖汽船 株式会社
 取材報道機関  京都新聞社滋賀本社
 読売新聞大阪本社
 中日新聞大津支局









     ・京都新聞 2004年10月31日 日曜日版
     ・読売新聞 2004年10月31日 日曜日版
     ・中日新聞 2004年11月15日 月曜日版

     ・写真レポートはこちら

   『琵琶湖湖底クリーンアップ作戦!』清掃作業報告
 作業実施日  平成16年10月29日(金)30日(土)31日(日)
 当日の天候  29日 曇り 22℃、水温 16℃
 30日 雨   21℃、水温 16℃
 31日 晴れ 23℃、水温 17℃
 清掃ポイント  29日 浜大津港南釣り桟橋周辺
 30日 浜大津港南釣り桟橋周辺
 31日 大津プリンスホテル周辺
 作業内容  湖底に放置されたゴミの回収作業
 潜水回数  延べ潜水 36本(回)
 作業スタッフ  潜水班(ダイバー)   延べ 18名
 陸上班、船舶監視班 延べ 18名
  使用監視船:『 タイガーIII 』

 回収ゴミ結果
 自転車  7台 126,000g  
 バイク  1台 60,000g  
 ベンチ  2台 30,000g  
 フェンス  1枚 6,000g  
 タイヤ   5本 34,034g  
 空き瓶類 2,800g  
 空き缶類 41,790g  
 ワーム・ルアー類 14,600g  
 可燃物 84,742g  
 不燃物 5,310g  
 大型不燃物 5,806g  
 合 計 ( 3日間 ) 411,082g  

今回の琵琶湖に関しましては、当日は水中の視界が非常に悪く(20cm〜50cm)、回収出来たゴミは、「ダイバーの目」に見えるモノだけとなりました。
10月も終わるというのに琵琶湖の湖底にはまだ水草が多く残っており、ダイバーの機材に絡みつき回収作業を妨げる始末。それでも、多くのゴミを回収することが出来ました。
水草の中やヘドロの下に隠れているダイバーの目に見えていないゴミの量を想像しただけで、背筋に「冷たいモノ」が走ります・・・。

特に大津港付近の湖底のヘドロの堆積量が凄まじく、多い箇所では80cm〜100cm程度のヘドロが堆積していました。これだけ、広い湖の湖底の一部だけでもこのゴミとヘドロの堆積状態ですから、琵琶湖全体ではどれだけのゴミとヘドロが沈んでいるのか?
回収した自転車やバイクもヘドロに埋もれており、ハンドル等の一部しか見えませんでした。今回回収したゴミの中にビンが少なかったのは、ビンは重くヘドロの中に沈んでいて見えないためと思われます。

3日間の水中作業中に確認出来た魚は、小さなブルーギルを数匹と、ブラックバス?らしき魚を一度見た程度。2年前に潜水作業をした時は、かなりの魚影があり作業中も水中には十分な生命感があったのですが、今回の琵琶湖では、まったく生命感の無い湖という印象でした。

湖底に体積しているヘドロも腐敗していて、ヘドロが付着しているゴミを引き上げた時に強烈な悪臭が回りに漂っていました。ダイバーの場合、マスクをしている関係で水中では「臭い」が判りませんが、魚にとっての水中の汚れと悪臭は、人間界で言う「大気汚染」と同じ事だと考えられます。
このような問題は、どうすれば「解決」できるのでしょうか?これからの課題です。










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