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平成14年9月17日 大黒海づり公園海底調査報告


横浜港の大黒海づり公園は、桟橋施設や公園の環境等の整備が、とても行き届いている所です。
横浜市としても、海釣り桟橋直下の海底調査は、今回が始めてと言うことでした。当然、我々も日本で初めて海釣り桟橋直下に潜行させて頂きました。

当日は、雨天、雨まじりの状況でしたが、潜行を開始して10m位までは視界が良く、調査には最適な状況でした。大黒埠頭自体が基本的に埋立てにより形成されており、桟橋直下付近の海底も起伏等の無い、ベタ底が続いている状態です。

桟橋直下の一部海底にはビールの空き缶、釣り餌のプラスチック容器、釣り具類が多く散乱堆積していました。この施設では、ビールの販売はしていないにもかかわらず、海底にはまだ新しいビールの空き缶が多く散乱していました。
釣り人が自ら持ち込むゴミを自ら持ち帰るという、最低のマナーを守ることが大切と再認識いたしました。

公園のテトラポット付近の岩場には、メバル・シマダイ・カサゴ・アイナメ等が多く生息していました。
海底の状況はヘドロもなく、貝類(からす貝)が多く生息しています。

ここ大黒海づり公園の海底のゴミは、1・2回の海底清掃ではすべて回収することはできないので、今後継続的なゴミ回収・清掃等が必要である。



本牧漁業共同組合の協力

桟橋よりエントリーのダイバー

海底から回収したゴミ!

捨てられた竿に貝が付着!

作業実施日 平成14年9月17日 (火曜日)
当日の天候 曇りのち雨 気温 摂氏25℃
水 温 表面水温23℃ 水深1m〜3m範囲21℃
潮回り 若潮
最高潜行深度 10m
水中視界 0.8m〜1.0m
作業開始時刻 午前 8:45
作業終了時刻 午後12:45
調査清掃ポイント

海釣り桟橋 北側・南側(約180mの範囲)
桟橋直下から〜10mの範囲
実質調査作業時間 80分
潜水作業時間 80分
作業内容 海底状況及び海底ゴミの実態調査と回収作業
作業スタッフ


監視班 7名(警戒船舶1艇、監視船舶1艇)
調査協力 本牧漁業共同組合
水中班 3名
回収したゴミ

釣り具類(天秤等)・空き缶・空き瓶
ビニール類(釣り餌容器)


カニの様子

空き缶が!

釣具の周りにカラス貝がびっしり

海中でラインが絡まっている


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