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平成14年8月31日 琵琶湖湖底調査清掃報告
滋賀県大津市 大津プリンスホテル前

NPO法人 日本釣り環境保全連盟では、琵琶湖(南湖)の湖底調査と釣り具類のゴミ回収を実施しました。

湖底調査清掃として、琵琶湖は初めて訪れました。
琵琶湖は以前から汚いというイメージ(南湖雄琴周辺)が先行していましたが、当日の潜水調査に関しては、透明度の比較的高いポイント(大津プリンス前)の為か、水質は夏季にも拘わらず予想よりも良好でした。

多少濁りはあったもののゴミの回収作業にも支障はありませんでした。


岸から10mの範囲で水深2.5m程度の所に、集中して釣り具(ワーム類)が散乱しており、琵琶湖での岸釣りの人の多さを痛感いたしました。
厳密には調査していないのですが、湖底1u範囲にあるゴミ(釣り具のみ)は、山梨県河口湖を上回る量だと考えられます。

魚類に関しては、ブルーギルが非常に多く、ブラックバスはサイズの小さい(15cm程度)が数匹目視できた程度で、底質が腐泥なのか、湖底には2枚貝やタニシが多く生息していました。

但し、釣り具(ワーム類)に関しては、驚くほどの量が湖底に堆積しており、これからも継続的な回収作業が、早急に望まれると思います。


潜水準備


清掃箇所


水草の間からワームが!


貝と一緒にワームが多数


    湖底清掃のダイバー

    湖底から回収されたワーム


作業事前打合日 平成14年8月30日 (金曜日)
作業実施日 平成14年8月31日 (土曜日)
実施日の天候

快晴
気温 摂氏34℃ 湖面水温 摂氏30℃
水 温 水深1m〜3mの範囲 27.8℃
最高潜行深度 3m
水中視界 0.5m〜1.0m
作業開始時刻 午前 8:30
作業終了時刻 午後 2:00
調査清掃ポイント

南湖大津プリンスホテル前
なぎさ公園150mの範囲
実質清掃作業時間 155分
調査時間 45分 (湖岸を含む)
作業内容

琵琶湖の湖底に残されたゴミの実態調査と回収作業
作業スタッフ



調査協力 西口 潤(JB)
監視班 1名
陸上班 2名
水中班 3名
回収したゴミ


釣り具(ルアー・ワーム・ライン類) 約60kg
その他(瓶・缶類・ペットボトル) 約10kg
合 計 約70kg

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