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平成22年7月28日(水)NPO法人 日本釣り環境保全連盟は、愛媛県西予市教育委員会から依頼を受け、日本釣り環境保全連盟愛媛県支部よりフィッシングエコリーダーを派遣しました。これは愛媛県西予市教育委員会生涯学習課主催によるサマーキャンプ『わんぱくチャレンジスクール2010』5日間の内の1日を釣り教室として実施するものです。

釣り教室の内容は、午前中は環境にやさしいルアー作り・水質検査(水試験パックを使った本格的なもの)を体験学習。生活排水やダムの水のCOD・pH・アンモニア性窒素を測定して水の汚れを確認しました。

朝から四国地方はあいにくの曇り空。お昼前からは雨も降り出して午後からの釣り体験は困難かと思われましたが、小雨のため野村ダム上流エリアにて陸釣り体験を実施することができました。

昨年同様、参加者の子どもたちからは終始笑みもこぼれ、環境・釣りに対しての熱心な姿勢も感じられ、とても充実した一日となりました。魚釣りのほうも盛況で、各個人で釣り方を工夫するなど子どもたちのひらめきには私たち大人も感心させられました。

参加者の子どもたちにとって、水や環境を考える機会、また釣りを通じて生まれるコミュニケーションの楽しさを感じて、とても良い夏休みの体験が出来たのではないでしょうか。
報告:愛媛県支部 支部長 石川秀夫

水質検査

水質検査

手作りルアー体験

手作りルアー体験

釣り体験

釣り体験

釣り体験

釣り体験
西予市『わんぱくチャレンジスクール2010』
日  時  平成22年7月28日(水) (7月27日〜31日)
場  所  野村ダム (愛媛県西予市)
内  容  水質についての学習会。
 手作りルアー体験。
 作ったルアーを使って、釣り体験。
参加者  小中学生22名
指導者  石川秀夫・井原浩二・金子博文・門田貴嗣
主  催  愛媛県 西予市教育委員会 生涯学習課
協  力  NPO法人 日本釣り環境保全連盟 愛媛県支部
7/28(水)
キャンプ2日目。・・・・・

私たちをとりまく環境について考えるために野村ダムの水質検査を実施した後、100%自然分解されるポークルアーの製作に挑戦した。

水質についての学習会では、本格的な水質検査パックを用いて野村ダムの水質検査を行なった。見ただけでは分からない水の汚れについて感心を持ち、川を汚さないために自分たちが気をつけなければならないことを、分かりやすく、しかも面白く教えていただいた。

手作りルアー体験では、真四角な材料を切って加工するだけではあるのだが、どのように形成するかがポイントとなる。一生懸命、素材を切っていく子どもたちの頭の中では、大きな魚がウヨウヨ泳いでいることだろう。

昼食を終えて、いざ川へ出陣!・・・・・
竿を初めて振るという子どもには、手取り足取りやさしく教えていいただいた。最初は、真っ直ぐ飛ばすことが出来ず、釣り糸が前後左右に飛び交う世にも恐ろしい光景が広がっていたが、分かりやすい指導のおかげで、段々と釣りらしくなっていった。・・・・・・

釣り始めて約1時間、川の中に魚の姿は時々見うけられるものの、一向に『釣れた!』という歓声は聞こえず、子どもたちにも倦怠感が広がる。『今年も釣れんのか・・・』という不安にかられていたその矢先、歓声があがりバスが姿を現す!

正直なところ、『おめでとう!』というより『ありがとう!』という安堵の気持ちの方が大きかった。多分、講師の皆さんもそう思っていたのではないだろうか。これを機に、竿を振る子どもたちのテンションがグッと上がり、この後、40cmオーバーを含む3匹の釣果を得ることができた。釣れ始めると時間は急に流れ、納竿の時間となり、もっと釣りたいという気持ちをぐっと抑えた。・・・・・・

終日、子どもたちの中に入って、コミニュケーションをとりながら色々なことを熱心に教えていただき、子どもたちだけではなく、私たちスタッフも、魚を釣ることの楽しみだけでなく、その為の遊びのマナーや環境に対する思いを改めて学習させていただいた。
講師の皆様においては、それぞれお仕事を持たれており、本日はボランティアとして、休暇をとって遠路はるばる子どもたちのためにお越しいただいた。そのボランティア精神に敬意を表するとともに、感謝申し上げたい。
『わんぱくチャレンジスクール2010』記録集より抜粋
  


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